2014年5月6日火曜日

西大門刑務所歴史館 서대문형무소역사관

こんにちは、小室です。
韓国も4連休の5月はじめです。
さて、こどもの日である5月5日に
「西大門刑務所歴史館(서대문형무소역사박물관)」に行きました。
※今回、スマホで撮影したため、あまり画質が良くないです。

概要

西大門刑務所は戦後、ソウル拘置所として運用されておりました。
その移転に伴い、1987年11月に都市開発の一環として撤去され始めましたが、
反対した西大門区と独立運動家の子孫また歴史学者、市民運動家たちが
『歴史の教訓の現場』として保存しようと努め、
1998年11月5日西大門刑務所歴史館として生まれ変わりました。
(出典:展示館1階展示室パネル)

2010年以前までの展示は、凄惨な拷問風景の展示もあったようですが、
改修に伴い、減らした模様です。
(出典:コネスト 西大門刑務所歴史館

様子

割引で、2,400Wでした
 展示館の前にある案内板で全体の様子を見ます。
まずは、展示館から。

展示館

旧・保安課庁舎
1階は西大門刑務所の過程が展示されていました。

2階は「民族抵抗室(민족저항실)」。
「民族抵抗室Ⅱ」は受刑記録書の複製が張られ、追悼空間としての役割も担っています。
「民族抵抗室Ⅲ」に死刑場地下にある、死体収拾室の景観再現展示が行われています。

地下の写真は載せませんが、地下拷問室という展示で、
景観再現展示や簡単な拷問器具を体験できるコーナーもありました。

中央舎・獄舎

こちらの写真は獄舎です。
独房は扉の前から中を覗けますが、身動きの取れない狭さでした。

ハンセン病舎

ハンセン病にかかった収監者を隔離するための獄舎です。

死刑場

痛哭のポプラ
中は撮影禁止でした(史跡324号指定。)。
絞首刑用の縄・椅子やその他の環境がそのまま保存されているようでした。

この横に、死体を外に搬出するための秘密通路があり、
1992年に発掘され、40mほど復元されたものがありました。

その他

夕暮れ時
家族連れ
元気いっぱい
子どもの日だったためか、家族連れが多かったのが印象的でした。
博物館=静寂な印象を持つ方が大半かと思いますが、
子どもたちはとっても元気でした。広いから遊びたくなったことでしょう^^

実際に死刑場を見てみて、
歴史の現場を保存することの重要性を感じました。
また、追悼空間としての役割を同時に担っていることが分かりました。

場が持つ匂いというのか、空気感はやはり足を運んでこそ感じられるもの。
ぜひ一度、訪れてみてはいかがでしょうか?

利用案内

アクセス

「独立門」(3号線)駅、5番出口から徒歩1分。

開館時間

 3月 ~ 10月 : 09:30 ~ 18:00
11月 ~  2月 : 09:30 ~ 17:00

休館日

毎週月曜(月曜日が公休日である場合、翌日休館)、毎年1月1日、ソルラル・チュソク当日

費用 ※()内は団体料金

 一  般   3,000 W (2,400) 19~64歳
青少年・軍人 1,500 W (1,200) 13~18歳
 こ ど も  1,000 W ( 800 ) 7~12歳

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