こんにちは、小室です。
韓国も4連休の5月はじめです。
さて、こどもの日である5月5日に
「西大門刑務所歴史館(서대문형무소역사박물관)」に行きました。
※今回、スマホで撮影したため、あまり画質が良くないです。
概要
西大門刑務所は戦後、ソウル拘置所として運用されておりました。
その移転に伴い、1987年11月に都市開発の一環として撤去され始めましたが、
反対した西大門区と独立運動家の子孫また歴史学者、市民運動家たちが
『歴史の教訓の現場』として保存しようと努め、
1998年11月5日西大門刑務所歴史館として生まれ変わりました。
(出典:展示館1階展示室パネル)
2010年以前までの展示は、凄惨な拷問風景の展示もあったようですが、
改修に伴い、減らした模様です。
(出典:コネスト
西大門刑務所歴史館)
様子
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割引で、2,400Wでした |
展示館の前にある案内板で全体の様子を見ます。
まずは、展示館から。
展示館
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旧・保安課庁舎 |
1階は西大門刑務所の過程が展示されていました。
2階は「民族抵抗室(민족저항실)」。
「民族抵抗室Ⅱ」は受刑記録書の複製が張られ、追悼空間としての役割も担っています。
「民族抵抗室Ⅲ」に死刑場地下にある、死体収拾室の景観再現展示が行われています。
地下の写真は載せませんが、地下拷問室という展示で、
景観再現展示や簡単な拷問器具を体験できるコーナーもありました。
中央舎・獄舎
こちらの写真は獄舎です。
独房は扉の前から中を覗けますが、身動きの取れない狭さでした。
ハンセン病舎
ハンセン病にかかった収監者を隔離するための獄舎です。
死刑場
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痛哭のポプラ |
中は撮影禁止でした(史跡324号指定。)。
絞首刑用の縄・椅子やその他の環境がそのまま保存されているようでした。
この横に、死体を外に搬出するための秘密通路があり、
1992年に発掘され、40mほど復元されたものがありました。
その他
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夕暮れ時 |
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家族連れ |
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元気いっぱい |
子どもの日だったためか、家族連れが多かったのが印象的でした。
博物館=静寂な印象を持つ方が大半かと思いますが、
子どもたちはとっても元気でした。広いから遊びたくなったことでしょう^^
実際に死刑場を見てみて、
歴史の現場を保存することの重要性を感じました。
また、追悼空間としての役割を同時に担っていることが分かりました。
場が持つ匂いというのか、空気感はやはり足を運んでこそ感じられるもの。
ぜひ一度、訪れてみてはいかがでしょうか?
利用案内
アクセス
「独立門」(3号線)駅、5番出口から徒歩1分。
開館時間
3月 ~ 10月 : 09:30 ~ 18:00
11月 ~ 2月 : 09:30 ~ 17:00
休館日
毎週月曜(月曜日が公休日である場合、翌日休館)、毎年1月1日、ソルラル・チュソク当日
費用 ※()内は団体料金
一 般 3,000 W (2,400) 19~64歳
青少年・軍人 1,500 W (1,200) 13~18歳
こ ど も 1,000 W ( 800 ) 7~12歳