麻浦区にある「戦争と女性人権博物館」を訪問しました。
大手韓国情報サイト様よりも、一足先に情報をお届けします!
おすすめポイントや館の沿革についてもご紹介♪
館の様子
バスに乗って行くのが一番楽ではあると思いましたがのどかな街並みを楽しみたく、徒歩で行きました(大体15分程度)。
坂を登って行くと…
到着しました!
館内は著作権の関係で撮影禁止でしたので、文章でご紹介したいと思います。
おすすめポイント
「『負の歴史』、なかでも自国が関わる問題を扱う博物館」と聞くと、少し身構えてしまう方が多いかと思います。拒絶される方もいらっしゃるでしょう。
また、「全く知らないけど、今更どうすれば…」という方もいらっしゃると思います。
この博物館は、そういった方々に是非、訪れて頂ければと感じる場所です。
館内は明るく、とても雰囲気が良いです。
以下の写真からも分かりますが、中庭もあり、のんびりと時間を過ごせます。
また、今も続く世界各地の紛争についての展示もあります。
「怨みつらみ」の展示ではなく、「これからの世界に平和を」と、
希望に満ち溢れている博物館だと思います。
政治的な立場によって歴史の見方が大幅に違っている昨今ですが、
ひとつ、きっかけとして知るにとても良い博物館です。
基本的に、展示パネル等は韓国語で書かれていますが、
音声ガイドは日本語・英語ともにあります。
是非、お散歩がてらに訪れてみてはいかがでしょうか?
「戦争と女性人権博物館」とは?
12年5月5日に開館した、「従軍慰安婦」問題を扱う博物館です。被害者の記憶を忘れない、被害者たちの経験を再びくり返させないように
活動をすすめていく場として創られました。
03年末の追悼式(※1)の場で、
建設点火式(※2)を開催し、建設運動が始められました。
06年にはソウル市が西大門独立公園内にある売店敷地の提供を決め、
様々な行政的手続きを経て、着工式まで開催しました。
しかし独立運動有功者団体(※3)が記者会見を通して
ソウル市に対する建設許可の撤回要求を公式に要求し始めました。
反対理由として、
・独立運動家と独立運動を汚す、「殉国烈士」に対する名誉毀損
・日本に笑いものの種を与えるようなもの
・未来世代に対して、わが民族が積極的な反日逃走をしたことよりも、
被害ばかりを被った民族だという歪んだ歴史館を植え付ける
といったことを挙げていました。
このような紆余曲折のなか、再出発を通して
足掛け9年の歳月を経て、開館に至ったのがこの博物館です。
※1 日本軍「慰安婦」被害者の追悼式(2003年12月31日)
※2 「日本軍『慰安婦』の名誉と人権のための戦争と女性の人権博物館」建設点火式
※3 「光復会」、「報国先烈遺族会」など
(参考:『戦争と女性人権博物館ガイドブック
日本軍「慰安婦」問題が切り開いた地平 ~アクティブ・ミュージアムの可能性~』)
観覧案内
観覧時間
火曜~土曜、13時~18時観覧料
65歳以上……1000ウォン一般…………3000ウォン
青少年………2000ウォン
小学生以下…1000ウォン
アクセス
「弘益大学入口」1番出口から向かいました。詳しい地図は以下、URLより。
http://map.konest.com/dloc/304613/551194/11
所感など
高校生?が沢山訪れていました |
現在も紛争等で、2分に1人の子どもの命が奪われている
と、砂時計とともにパネルで紹介されていました。
私たちはどのような歴史を選びとり、どのような歴史を葬り去っているのか。
また、そうした取捨選択(意図的か否かを含めて)が
自国や他国にどのような影響をもたらすのか。
真剣に向き合わなければならないと思いました。
2年前の夏には道に迷ってしまい、辿り着きませんでしたが
今回は迷うことなく、展示もゆっくり見られて良かったです。
まだまだ勉強不足です。これからも日々、精進します!
公式HPはこちらから
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