2014年7月31日木曜日

ウド(牛島、済州島東部)~夏に行ってみたい韓国の名所~

こんにちは、小室です。
韓国観光公社、在韓日本人ネットワーク。
7月のテーマ記事は「夏に行ってみたい韓国の名所」♪

今回は「ウド(牛島、우도)」をご紹介します!

友だちが5月に済州島を訪れた際、
ウドが一番良かった!」と言っていたのを思い出して、
その魅力を友だちから教えてもらいました♪
調べたことと併せてご紹介しますね~。

~写真でみるウド~

(写真は友人が提供してくれました、ありがとう!)
城山浦港総合旅客ターミナル~天津港

ウドは済州島の東部に位置する島。
済州島からは城山からフェリーで、15分程度で行くことが出来ます!
(最終便は夕方6時)

済州島周辺の有人島では一番広いそうです!
とは言っても、広大過ぎるわけではなく、むしろ小ぶりな島と言えます。

観光する際には自転車をレンタルするのがオススメとのこと!(バイクもあり)
到着する港を出ると、レンタル自転車屋さんが沢山あるそうです^^
(勿論、バスもありますので、天気や体調に合わせて選んでみてくださいね)

ちなみに、4時間もあれば一周出来るそうですよ!!
ん~気持ちが良さそう^^

ウドの最大の魅力は、「海岸ごとに雰囲気、砂が違うこと」だそうです!
サンゴの砂浜だったり、黒い砂浜だったり、、

ちなみにそのサンゴの砂浜は西浜白沙(ソビンペッサ)と言います!

本当に水が澄んでいますね~!

西浜白沙(ソビンペッサ)も有名で、とても綺麗なのですが
彼女たち曰く、最後に訪れた海が特に気に入ったそうです。

「生まれて初めてこんなに綺麗な海に行った」とのこと。
とっても真っ青だったそうです!
(コースから推測するに、下古水洞海水浴場かと思います!)

昼食として、チャンポンとチャジャンミョンを食べたそうですが、
この海鮮の豊富さ!おいしそう!!!!!

いかさん

よだれが出そうですね

カフェやデザートも充実している様子!
海を望めるカフェです、素敵ですよね。

ここは、ウドの名所である「ウドボン(牛島峰)」。
ここの頂上に「牛島灯台」があるそうです!


ウド情報

・ピーナッツの名産地
済州島と言えばハルラボンという蜜柑が有名ですが、
ここウドはピーナッツやニンニクなどの名産地!

ピーナッツアイスなど工夫を凝らしたものも美味しいそうですが、
そのままで売ってるものもとっても美味しいようです!
「おみやげにしたかった~~」と惜しい気持ちが生まれる程の美味しさだそう!

・充実した記念撮影スポット ~海女さん~

ここウドでは「海女さん」に縁があります。
海女さんが獲った海産物を使った飲食店、実際に使われていた脱衣所など
さまざまな場所で海女さんの姿を感じられるとのこと。
実際に、漁帰りの海女さんたちとすれ違ったそうですよ。

・宿泊施設もアリ
大きいところではありませんが、宿泊も可能であるとのこと。

・地図がなくても観光できる
旅行と言えば、地図は付き物。
しかし地図ばかりと睨めっこしていてもあんまり楽しめませんよね。
ここは地図がなくても、道なりに自転車などで移動して
その先々で楽しく、美しい景色を堪能できるそうですよ~!
方向音痴気味なので、とても嬉しい情報です。(笑)

最後に

リゾートと言えば、済州島が有名ですが
少し足を伸ばしたところに、自然豊かで感動的な景色が広がる島があります。
済州島とはまた違った雰囲気を楽しめるとのこと。
ゆったりした時間が流れているんでしょうね~。
ぜひ訪れてみてください、私も行きたいです!


2014年7月26日土曜日

大邸の旅2日目②西門市場、昼食カルグクス、韓日交流館

こんにちは、小室です。
韓国観光公社日本人ネットワークでの大邱へのモニターツアー。
最後の記事となります!

セラヴィを出た後、医療宣教博物館の近くを見学しながら、
西門市場に向かいました!
(素敵な建物だったのですが、上手く撮れていませんでした…)
(ちょうど曇ってしまいまして…天候に左右されず写真を撮れるスキルを身につけます!)

市場の周りでも、野菜や果物、お菓子を売るお店が並んでいます。

西門市場

朝鮮時代の三大市場といえば、大邸・平壌・江景の3ヶ所を指したそうです。
大邸の城郭の西側に位置したことで、西門市場と呼ばれました。

このように屋内形式にすることで、天候に左右されずに買い物出来ます。
大型駐車場も併設されているので、本当に便利ですよね。


韓国といえばコレ。道端での囲碁など、おじさまがたがこのように集っています。

伝統ある市場なのですが、こうしたカフェもあります。
若者向けで、おしゃれなコンテンツがあるのも面白いところですよね。

大邸名物「ナッチャッマンドゥ」(납작 만두、平たい餃子)を食べに屋台へ。
ピリリと辛い醤油につけて出来たてを頂きます~。うまい!

ホットクやトッポッキも美味しそうでしたが、昼食前だったので写真だけ…。

ここ西門市場は繊維製品が全国的に有名です。
ガイドして下さった方に連れられ、チマチョゴリのお店へ。
お嬢さんが結婚なさった時、こちらにお世話になったそう。

せっかく来たのだから、と主人の方が私たちにシッケをごちそうして下さいました。
シッケはあまり好きではなかったのですが、こちらのシッケ、とっても美味でした!
シッケの宅配サービスが、この市場で定着しているようです。
主人が電話で注文していたら、「5杯ね~」とお店の方が横を通り過ぎていきました(笑)

清涼里の青果市場、東大門の広蔵市場など、とにかく行く先々で市場に行きます。
そこで暮らす方々の生活が垣間見れる市場は本当に興味深いです。

お昼 カルグクス

お昼は市場を少し外れたところの「ハムジバッ」でカルグクスを頂きました。

まずはパンチャンから。

そして、メインディッシュがやってきました。
大きい!たっぷり!色とりどり!!

優しい彩りで、カラフルな麺が食欲をそそります。
開戦の味がしっかり出ていて美味しかったです。

そして安い!こんなに美味しいのに!!
器を横から撮った写真。これを4人で食べました。

韓国はムール貝をふんだんに使うんですよね~。
沢山穫れるからでしょうか。ムール貝好きとしては嬉しい限りです。

満腹のお腹を抱えて、最後の目的地まで暫し夢の中へ…zzz

韓日友好館

いよいよ最後です。
大邸とのお別れが近付いていて、しんみりしながらの見学となりました。(笑)

こちらは鹿洞書院の隣に作られた施設。
鹿洞書院は金忠善(日本名、沙也可)を祀っています。
金忠善は元々日本人で、文禄の役の際に朝鮮半島に出兵しますが、
その時の戦いに疑問を感じ、部下とともに投降、帰化したとされています。

この友好館、訪れる前から知っており、かねがね行きたいと考えていました。

ある新聞の特派員による現地の様子を伝える企画のなかで、
毎年、沙也可の子孫たちが集まり、祭祀を行っていると報じる記事がありました。
そこでは、子孫の皆さんは自身のルーツを誇りに感じ、交流の架け橋を担っているともありました。

日韓の交流が難しい局面に立たされていた時期に見つけて、とても心が暖まりました。
偶然ではありますが、今回のツアーで訪れられて良かったです^^

こちらでは茶道体験を行いました。
人数が多いため、振る舞って下さったものを頂きました。

飲み方にはルールがあります。
①右太ももに手を当てて挨拶
②器を左手に乗せて、右手を添えて3回に分けて飲む
 一口目を飲み、器を胸の前に
 二口目を飲み、お腹の前に
 三口目を飲み、器を置いて、右手で器の口元を拭って、右手で戻します。

それを3回繰り返した後に「충분히 마셨습니다」(十分に頂きました)と言って、おしまいです。

一番奥の席が一番位が上の人間が座るので、
一番奥の席に座った人物が飲み始めてから、下座の人間も飲み始めます。

展示室には、日本の伝統文化に関する展示もありました!

鹿洞書院(ノットンソウォン)

友鹿里(ウロンニ)という地名は自然と交わり、つつましく暮らそうという心から
金忠善自身が名付けたと伝わっています。



海の向こうの祖国を思いながら、ここから山々を眺めていたという金忠善。
彼はどのような思いで、ここに立っていたのでしょうか。

晩年は友鹿里に定住し、学者として学びを深め、住民の教育に励んだそうです。
1642年に死去とありますが、71歳ととても長生きしたことになりますね。

金忠善自体、存在しなかったとする主張もあります。
誰かが存在したか否か、明確に証明することはなかなか難しいでしょう。
また、時間が経過する中で脚色されていることもあると思います。
ですが、日韓の交流の架け橋となってくれている日本人の存在に
学ぶべき姿をたくさん見ることは出来ると思います^^

ここで、ガイドをして下さっていた皆さまともお別れです。
2日間、大変お世話になりました。ありがとうございました!

所感、おみやげ紹介

様々なジャンルの体験、見学をすることが出来て、
とてもバランス良く、充実したモニターツアーとなりました!

こちら、全ておみやげです。多謝!

上がハヌルホス、左下が真鍮製のスッカラッ・チョッカラッ。
大邸は真鍮も有名だそうですよ!

右下は、以前、仁川で購入したスカーフとともに
西門市場で購入したペンケースと頂いたスッカラッ・チョッカラを
日本にいる両親にプレゼントとして送りました。
気に入ってくれればいいのですが…^^

ここまでお付き合い下さり、誠にありがとうございました!


2014年7月25日金曜日

大邸の旅2日目①大邸近代通り、薬令漢医薬博物館、桂山教会、「ラブレイン」セラヴィ

こんにちは、小室です。
韓国観光公社日本人ネットワークでの大邱へのモニターツアー。
いよいよ2日目です…!

ホテルの朝ごはんはビュッフェだったのですが、
部屋にカメラを置いて来てしまったため、写真がありません…(´;ω;`)
残念…。美味しかったです。

大邸近代通り

大邸の都心部には、過去100年の歴史がそのまま保存されている路地裏や通りが
多く残されているとのことです。

ここには嶺南大路や、近代の大邸で活躍した人物を紹介するパネルなどがありました。
嶺南大路は「朝鮮時代、人と物流の大動脈」だったそうです。

人の暮らしを描いた壁画。

薬令漢医薬博物館…の前に

歩いている内に、到着しました。
立派な門がお出迎え
館内に入る前に、気になる看板がありました。
「韓方足湯体験場」…?

足湯コーナーがありました!
こちら、冷水・温水と分かれていました。

日陰で、足湯をしながら談笑するおばちゃま。

※こちらの体験場は11月半ばまで利用可能だそうです!

薬令漢医薬博物館 見学

博物館学専攻、気合を入れて見学します。
大邸は博物館はどこも無料だと教えて下さいました。
素晴らしいですね!

このような展示内容となっております。

韓方文化体験もあり。

博物館学専攻、必ず撮影が可か否かを確認しているのですが
入口のところで「写真撮影制限」の文字を発見。
しかしどこで撮影してはいけないのかチェックし忘れるという大失態…(教授、ごめんなさい)

なので、写真自体はあるのですが、掲載しないことにしました。

文章でお伝えするならば、
・薬令市場のジオラマ展示(多分、朝鮮時代の人々の姿)
・景観再現展示(漢方を扱う仕事をする人々の住居の再現)
・植物の部位ごとの展示(穴があるクリアボックスの中に漢方、匂いを体験できる)
・漢方を煎じる道具の展示
・薬の処方と服用(どういった動植物に、どういう効能があるか)
・人体模型を用いた展示(どの臓器がどういった食材を求めているか)
・四象体質の展示(少陰人、少陽人、太陰人、太陽人)
・体質をチェックする展示(タッチパネル。四象体質とそれぞれに合う食材)
・健康チェックコーナー(血圧、身長、体重を計るスペース)

などなど!

見学後、こちらを頂きました。
「3杯飲むといいわよ!」という言葉に押され、ゴクゴク飲んできました。(笑)

こちらは、漢方足湯体験ということで、500円程度で体験出来ます!

韓国で漢方が普及したのは、どうやら韓国の気候との相性が良かったからだそうです。
漢方の95%は植物ですが、時々動物性の材料も使うようですね~。
漢方愛用者なので、身近な漢方について更に理解を深められました

博物館の横には、シックな教会。

桂山聖堂 계산성당

大邸地域で唯一残っている1900年代初期の建築物だそうです。

ここは1886年、大邸での宣教活動のために赴任したロバート神父(Robert,A.P 1853~1922)が
現在の桂山聖堂の敷地を買い取り、建設が始まりました。
焼失の災難に見舞われながらも、再度着工。フランスや香港からトタン・ステンドグラスなどの材料を持ち込み、1902年に完成させたそうです。

このステンドグラス、実はチマチョゴリ姿だとか…!

もっとよく見たい気持ちもありますが、本日は日曜、礼拝の日でした。
外から様子を伺わせて頂きました。お邪魔いたしました。

向こうにも教会が見えます

ラブレイン「セラヴィ」

さきほどの桂山聖堂から歩いてすぐのところに、
ラブレイン「セラヴィ」があります。
セラヴィというのは、フランス語で「これが人生だ」(C'est la vie)という意味だそう。



1970年代の音楽喫茶の雰囲気だそうです。
生まれていませんが(90年代です)、懐かしい雰囲気です。

私の愛するユナとチャン・グンソクさんのパネルもありました。

チャン・グンソクさんが座った席もありました。


こちらには、LP盤が沢山置かれていました。音楽鑑賞体験も出来るとか。


アイスコーヒーを頂きました。
しっかり苦味があって、濃くて美味しかったです!

懐かしの、雑誌やスクラップ。

劇中で印象的だった黄色い傘も販売されております。

営業案内
生まれていない時代を懐かしむのも変な話なのですが、
ドラマセットとして作られたこの空間は、70年代の空気感がありました。
懐かしい気分に浸りながら、物思いに耽るのも良さそうですね。